2009-11-26

中国発Androidケータイが日の丸端末を飲み込む日

Android端末について

(友人のブログにコメントした内容をメモっておきます。)

OPhoneが成功するかどうかは別として、長期的にはAndroid端末が大きな流れとなっていくことは間違いないと思います。(問題はいつそうなるかですが、それについては分かりません)

もう既にたくさんのメーカーがAndroid端末を作っていますし、シャープやNECといった日本メーカーも作ることを宣言しています。アプリケーションを追加することで機能拡充ができるところが最大の魅力でしょう。オペレータにとっても中国移動と同じような戦略をとれば、アプリ販売のプラットフォームを押さえて利益を確保することができます。個人的にはすぐにでもAndroidに乗り換えた方が面白いと思います。

ただし、既存の端末を利用したサービスをどうするのかということが最大の課題ではないでしょうか。
サービス仕様をドライに変えることができれば何の問題もありませんが、サービスの操作性や仕様が変わるとユーザ対応が大変になるのが実情です。 Androidで同様のサービスを提供するとしても、当初はスペックがある程度落ちた形でしか提供できないと想像しますが、それをユーザがすんなりと受け入れてくれるとは到底思えません。出だしで「使えない」という印象を与えると、それを回復するのには相当な時間と努力が必要になります。通信事業者はよくも悪くも保守的なので、そこまで覚悟するにも時間がかかるはずです。

と、否定的な話をしましたが、一方で今の日本の端末を見ていると、必ずしもユーザが求めている機能を搭載していないというか、はっきり言うと不要な機能まで載せていて、値段が高くなっている気もするので、Android端末が低価格で提供されるようになれば、ある程度スペックが劣ってもユーザは乗り換えるんじゃないかという気もします。

来年からいろいろなAndroid端末が日本でも登場しそうですから、ユーザがどのような行動をとるのか注目したいと思います。

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